歌がうまい人ってどんな人だろう。
音程が完璧な人!
ビブラートをかけられる人!
たしかに、これらのテクニックを使いこなせる人はうまいかもしれない。
でも、「本当に」歌がうまいとは言い切れません。
本当に歌がうまい人には共通していることがあります。
それは「感情を込めるのがうまい」ということ。
プロのアーティストのライブってめちゃくちゃ感動しませんか?
生きる活力をもらったり、一歩踏み出す勇気をもらったり。
時には泣いてしまうことも。
プロのアーティストの歌声ってなんであんな感動するんやろ?
うんうん。
ボクらだって、感情を込めて歌ってるぞ!
そうですよね。
結論から言うと、感情を込める方法を理解して実践できていないから。
たくさんの人がこれを感覚的にこなしてしまってるんです。
ボクは、ボイトレを通して「感情の込め方」を理解することができました。
たくさんの人がテクニックだけだと勘違いしています。
でも、実は違うんです。
歌は感情を乗せて表現するもの。
メロディーに合わせて歌うの?
リズムを意識して歌うんじゃない?
どれも、正解。
でも、もう少し突っ込んでみましょう。
たとえば、友達に感動した映画を伝えたいとき。
これ、めっちゃいい映画なんだよ!!
あなたは映画の魅力を感情むき出しで伝えていきます。
この伝え方と、「歌に感情を込めること」はとても似ています。
感覚的に理解していると思いますが、もう一度頭でしっかり理解しておいてください。
次は練習方法の解説へ。
曲を何度も何度も聴く。
そのアーティストは、どのフレーズで力を入れて歌っているか。
おだやかに歌うべきフレーズは、おだやかに。
熱く歌うフレーズは、とにかく熱く歌う。
全てのフレーズを機械のように一定に歌っているアーティストなんかいません。
曲を何度も聞いて、そのアーティストの「感情の波」を感じ取ってください。
アーティストの歌っている姿、表情、身振り素振りなど、イメージできるまでひたすら聴く。
歌詞をストーリー化してみる。
歌詞を目の前に用意してください。
それを読んで頭の中でストーリーを作ってみましょう。
ぼんやりとでおっけー。
この人は何を感じていたんだろうか…。
きっと悲しかったんだろうな…。
これをやることで、歌詞に込められた想いを自分なりに理解することができます。
想いを理解することができたら、自分がそのストーリーの主人公になりきって歌いましょう。
ちゃんと気持ちを込められるはずです。
この歌は何を伝えたいの?自分なりに目的を明確に。
歌には必ず伝えたいことがあります。
もっとわかりやすく言うと、伝えたいことがあるから、その歌が作られたってこと。
じゃあ、伝えたいことって何か?
この正解は作った本人しかわかりません。
だから自分なりに「答え」を出しましょう。
その歌を聴いた相手はどんな気持ちになりそうか、紙に書いてください。
思いつく限りじゃんじゃん書いちゃってください。
相手の感情を書き出すことで、自分なりの「答え」が見えてくるかと思います。
この方法で感情を込める練習を積んでいきましょう。
でわでわ。